IAV社と自動車のサイバーセキュリティ事業に関するアドバイザー契約を締結

IAV

自動車開発の技術革新を牽引するドイツのIAV社の日本法人「IAV株式会社」と、自動車サイバーセキュリティ事業に関するアドバイザー契約を締結しました。

*外資系企業へのコンサルティングは今回が初受注となります。

この契約の目的は、IAV社の提供する先端的なソフトウェアシステム&コネクティビティソリューションの国内への普及、安全性の一層の強化を目的とします。

Hybrid truck and blue electric car on wireless charging lane. 3D rendering image.

自動運転、コネクティビティ、デジタル化が進む中、自動車産業はかつてないサイバーセキュリティのリスクに直面しています。

IAV社はこの契約を通じて、自動車のセキュリティ対策を更に引き上げ、顧客に安心して利用してもらえる製品とサービスの普及を目指しています。

“増加する車両データとその重要性”

現代の車両は、ただの交通手段を超え、データを生成し、分析する高度なコンピュータシステムの集合体へと進化しています。これらのシステムは車両のパフォーマンスメトリックを収集し、数え切れないほどのセンサーデータを監視、外部環境条件を精密にスキャンし、自動運転の未来へと導くための基盤を築いています。

車両からのテレメトリデータの処理は、遠隔地からの詳細な運転データ収集に不可欠であり、メンテナンスから安全性の向上に至るまで、多岐にわたる領域で利用されています。さらに、他の車両や道路インフラストラクチャとの通信は、よりスマートで連携された輸送システムへと進化する基礎を作ります。

典型的な現代の車両には100以上の組込みコンピュータシステムが搭載されており、3億行を超えるコードで構成されています。これは大規模なソフトウェアアプリケーションよりも複雑であることを示しています。また、1時間に25GBにも及ぶデータを生成する能力を持っており、このデータは車両の効率性、安全性、快適性を向上させるために活用されています。

このように、車両が生成するデータ量の増加は、未来のモビリティを形作る上で重要な要素であり、自動車業界はこの新たなデータドリブンの時代にどのように適応し、価値を生み出していくのか、その挑戦が始まったと言えるでしょう。

このパートナーシップにより、IAV社は当社の豊富な事業立ち上げ経験と実績を活かし、自動車ソフトウェアとハードウェアのセキュリティを強化。具体的には、リスク分析、ペネトレーションテスト、セキュリティ機能の開発、インシデント管理など、全面的なセキュリティ対策のソリューション事業を立ち上げます。

Autonomous electric bus self driving on street, Smart vehicle technology concept, 3d render

IAV社について

IAVは、世界的なエンジニアリング企業として、自動車業界のあらゆる段階で包括的なサービスとソリューションを提供しています。最先端の研究開発により、未来のモビリティを支える革新的な技術を創出し続けています。

Side view assist system avoid car accident when changing lane. Concept for driver assistance systems. 3D rendering image.
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