パーソルキャリア株式会社が運営する調査機関「Job総研」は、2025年7月に社会人男女357人を対象に「2025年 副業・兼業の実態調査」を実施しました。本記事では、その調査結果をもとに最新の副業動向を解説します。
副業の浸透度と意向
- 副業経験者は全体の 39.2%
(内訳:現在実施中21.6%、過去経験17.6%) - 今後「始めたい・続けたい」と回答した人は 66.7%
2023年調査時と比べて副業経験者は約2割増加しており、副業が一過性ではなく、働き方の一部として定着しつつあることが分かります。
年収別の傾向
- 副業経験が最も多いのは 年収701万~1,000万円層(40.9%)
- 今後取り組みたい意向が最も強いのは 年収501万~700万円層(82.9%)
高所得層だけでなく、中堅層でも副業への関心が高まっており、キャリア形成やスキル活用を目的とする傾向が見られます。
副業収入の実態と理想
- 実際の平均月収: 5.4万円(中央値3.0万円)
- 理想の平均月収: 10.8万円(中央値5.0万円)
実態と理想には 約2倍のギャップ があり、副業に対する期待値と現実の収益性との乖離が浮き彫りになっています。
副業への不安
副業に関する懸念点は以下の通りです。
- 収入に見合わない労力になる:43.4%
- プライベートが犠牲になる:34.5%
- 本業が疎かになる懸念:31.7%
時間管理や本業との両立が、大きな課題であることが明確になりました。
地方副業への関心
- 地方副業に「興味あり」:76.5%
- 興味理由:
- 空いた時間を有効活用したい(37.4%)
- 地方創生に貢献したい(37.4%)
- 多様な働き方を経験したい(34.8%)
一方で、興味がない理由として「地方副業を知らなかった」(50.0%)が最多となり、情報不足や移動コストが課題とされています。
スキル活用分野
副業に活かしたいスキル分野は以下の通りです。
- 資産運用型(不動産投資・株式投資など):28.6%
- IT・デザインなど専門スキル系:27.7%
- オンラインマッチング型(クラウドソーシング等):22.7%
- 教育・指導系(家庭教師など):22.7%
特に 専門性を活かした副業 への志向が強まっており、自己成長やキャリア形成の手段として位置づけられています。
まとめ:副業は「収入補填」から「キャリア戦略」へ
今回の調査では、副業が収入を補うだけでなく、スキル活用・キャリア形成の手段として広がっていることが確認されました。
- 副業経験者は4割に拡大
- 今後の副業意向は7割弱
- 地方副業に関心を持つ人は7割超
一方で、「収入と労力のバランス」「本業との両立」といった課題は依然として存在します。今後は企業や自治体が制度や支援を整備することで、副業人口はさらに拡大する可能性があります。
出典
- パーソルキャリア株式会社 Job総研
『2025年 副業・兼業の実態調査』(2025年8月4日公開)
関連リンク
- 地方副業マッチング支援「Greycraft」|Greycraft公式ページ
- AIを活用した副業効率化コンサルティング|中目黒コンサルティング株式会社

