中目黒コンサルティング株式会社が支援を行う株式会社Soilook(香川県高松市)が、公益財団法人 市村清新技術財団の「第117回 新技術開発助成」に採択されました。
今回採択されたテーマは、マテリアルズ・インフォマティクス(MI:AIやデータ解析を活用し、材料・技術開発を効率化する手法)を活用した「高速2次元FT-IR成分分析カメラ」の開発です。
贈呈式は明治記念館で開催され、Soilook代表の西藤翼氏らが出席しました。

赤外分光×AIで、成分分析の高速化を目指す
Soilookは、赤外分光技術を核に、これまで人の目では捉えることが難しかったガスや成分、物質の状態を可視化する研究開発型スタートアップです。
今回開発する「高速2次元FT-IR成分分析カメラ」では、FT-IR(フーリエ変換赤外分光法)による成分分析にAI・MIを組み合わせることで、分析条件の最適化や測定の高速化を目指します。
製造業や研究開発の現場では、成分分析について、
- 測定・解析に時間がかかる
- 測定条件の設定に専門知識が必要
- サンプル数が増えると工数が急増する
- 熟練者の経験やノウハウへの依存が大きい
といった課題があります。
Soilookは、2次元で成分分布を捉える分光イメージング技術とAIを組み合わせることで、「何が、どこに、どのように分布しているか」をより短時間で把握できる分析技術の実現を目指しています。

研究開発から社会実装へ
中目黒コンサルティングでは、Soilookに対し、事業戦略、営業・アライアンス、DX、生成AI活用、広報・マーケティングなどの面から経営支援を行っています。
ディープテック企業にとって重要なのは、優れた技術そのものだけではありません。
「誰の、どの課題を解決するのか」を明確にし、共同研究、PoC(概念実証)、製品化、営業、資金調達までを一体として進めることが、社会実装には不可欠です。
今回の採択は、Soilookが進める赤外分光×AIによる研究開発の社会実装をさらに加速する重要な一歩になると考えています。
今後は製造業の品質管理、研究開発、ラボオートメーション(研究・分析工程の自動化)などへの展開も期待されます。
地方発ディープテックの成長を支援
大学や研究機関には、世界で戦える技術シーズが数多く存在します。
一方で、それを事業として成長させるためには、
技術 × 経営 × 営業 × 資金 × 人材
をつなぐ役割が必要です。
中目黒コンサルティングは今後も、Soilookをはじめとした大学発・地方発スタートアップや製造業の新規事業に対し、技術を「社会で使われる事業」へ変えていくための伴走支援を行ってまいります。
Soilookの今後の研究開発と事業展開に、ぜひご注目ください。
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