人生のモヤモヤを解消するには自分を「言語化」すると良いと言われています。
その明確性の獲得というプロセスにおいて非常に面白いワークショップを北軽井沢で経験しました。

それがこの兼松佳宏さんの「beの肩書き」ワークショップ。
「beの肩書き」の概念を理解するには、まず「doの肩書き」との比較が分かりやすいですです。通常、名刺に書かれるのは「doの肩書き」であり、人々はこの肩書きを使って自分を紹介します。

例えば、「大学教員」「部長」「運転手」といったものがそれです。
しかし、「beの肩書き」は異なります。これは、自分がどう在りたいかを表現するもので、具体的な職業や役職に関連付けられることは少ないです。では、この両者を比較しながら、なぜ「beの肩書き」が重要なのかについて詳しく説明します。
doの肩書き vs. beの肩書き
- 紹介の違い:
- doの肩書き: これは一般的に「何をしているか」を示します。例えば、ある人が「大学教員」であることを伝えると、その人が大学で教育に携わっていることがわかります。しかし、これだけではその人の性格や価値観については何も分かりません。
- beの肩書き: これは「どう在りたいか」を表現します。例えば、「勉強家」はその人が知識を大切にし、学ぶことに情熱を持っていることを示しています。これはその人の内面や特性に焦点を当てた表現です。
- 変動の違い:
- doの肩書き: 一般的に、doの肩書きは比較的簡単に変化します。ある時点では「会社員」であっても、別の時点では「起業家」になることもあります。肩書きは状況に応じて変わることができるのです。
- beの肩書き: 一方で、beの肩書きは潜在的なものであり、個人の内面に根ざしています。そのため、変化しにくく、より一貫性があります。例えば、「思いやりのある友人」というbeの肩書きは、その人の性格に関連しており、長期間にわたって変わることは少ないでしょう。
- 自己認識の違い:
- doの肩書き: 通常、doの肩書きは外部からの評価や社会的期待に基づいています。人々はこの肩書きを使って自己評価を行い、他人からの評価を受けます。
- beの肩書き: これはより内面的な自己評価に関連しています。人々は自分がどう在りたいかを考え、自己価値を見つけ、肯定する手助けとしてbeの肩書きを使用します。
- 自己発見と成長:
- doの肩書き: doの肩書きは、外部の期待や制約に基づいて決まりがちです。一方で、beの肩書きは自己発見と成長のプロセスの一環として活用されます。自分がどう在りたいかを考え、行動することで、自己成長が促進されます。

beの肩書きの重要性
beの肩書きを見つけることは、自己認識と自己成長にとって非常に重要です。
なぜなら:
- 自己認識: beの肩書きを考えることで、自分自身について深く考える機会が生まれます。自分がどう在りたいかを言葉で表現することで、自己認識が高まります。これにより、自分の大切にする部分や価値観が明確になります。
- 自己成長: beの肩書きは、自己成長の指針として機能します。自分がどう在りたいかを明確にすることで、進むべき方向や目標が明確になります。その結果、自己成長への意欲が高まります。
- 生き辛さの軽減: 自分がどう在りたいかを知ることは、生き辛さを軽減するのに役立ちます。beの肩書きは、自分に自信を持ち、困難な状況に立ち向かう力を与えてくれます。自分の価値観に基づいて生きることは、充実感と幸福感をもたらします。
最終的に、doの肩書きとbeの肩書きは共存し、互いに補完しあうものです。
しかし、beの肩書きはより深い自己理解と成長を促し、生きる意義や満足感を高める手助けとなることがあります。
自分がどう在りたいかを考え、その肩書きを他人にプレゼントすることで、新たな自己発見と深いつながりが生まれるかもしれませんね。
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